Paris→Kawasaki

2ヶ月半振りに帰国。

パリへ行く前に描き始めていた大作を前に、このまま進めようとは思えなかった。

パリでは下地からフィニッシュまで色々な試みをし、賛否両論はあっても

自分にとってはとても手応えのある時間を過ごした故、

これまでを否定はしないけれど、全てがそのままという訳にはいかないのは自然なことなのかな。

早速大改造を施し、新たなテンションで描き始めた。

7月に東京でグループ展、9月には同じく東京で個展があり、ハードさを増す予定なのです。

 

パリでの新たな展開を含む制作の結果を少しアップします。

IMG_6586

Historical Tradition    113,8×145,8cm mixedmedia on canvas 2015

元々はワインの貯蔵倉庫であった場所に所蔵されている

個人のコレクションによる100年前の馬の彫刻。

遥か昔から子供たちの無数の夢を乗せて光の中を走ったか。

単にアトラクション的な遊具に留まらず、造形的にも職人の手を感じる。

残したいという思いを、超えてきた時と共に描きたい。

 

IMG_6864

Carved in Time  92×72,8 mixedmedia on canvas 2015

木馬にまたがって光の中を進む途中で見た景色は

その後どれくらい記憶の中に残り続けるだろう。

オルゴールみたいな音楽を聴きながら、

どこまでも行けると思う瞬間を味わった記憶が

時を刻む、というタイトルに込められている。

 

IMG_6850

Still Ending   113,8×145,8cm mixedmedia on canvas 2015

この場面を初めて見た時、とても静かな空気を感じたが、

次第に何か不思議な雰囲気を持っていることに気づいた。

船の周りに人の気配はなく、最近船が使われた形跡もない。

それは長い間の役目を終えた後の様でもあり、

時の刻む緩やかな風化が積み重なって深い呼吸と共に光の中に浮いている。

果てしなく続く時間と人の手の跡を描こうと思った。

空気が失われていなければいい。

 

IMG_6596

Sound of Town   81×81cm mixedmedia on canvas 2015

人は皆互いに異なる背景を持っている。

生まれた場所、性別、目の色、心惹かれることから向かう先まで。

瞬時にすれ違う間にHAPPYな光と音が作られていればいい。

 

IMG_6602

Flow Gently   60×73cm mixedmedia on canvas 2015

風も水も光も音も緩やかに流れる。

この景色の絵を前に深呼吸をする。

少なくともその間だけは平和な心でいられる

 

 

コメントを残す

archives