6月7日
昨日は朝からパリへ来て3枚目の水彩画を描く。
来たばかりの頃にスケッチしたアパルトマンの窓辺に射す光をモチーフにした絵なんだけれど、
完成間際に見直したらスケッチよりも勢いがないのが不満で更に描き加えた。
そして今日は時折雨がぱらつく空の下、ついに搬入。
業者が取りに来て積み込んだ後車に同乗、シャンゼリゼの画廊を目指す。
すべての絵を開けて配置を決め、飾りつけ。
最近画廊の人にやってもらってばかりだけれど、絵を掛け終わった時にその空間が絵の世界にぴったりと合う瞬間を見るのは本当に楽しい。
描くのに精一杯で客観的に観る余裕はなかったけれど、舞台に上がった絵をゆっくり観て思い描いていたイメージが現実になり、
パリで描いた4枚の絵もいい仕事ができたと思う。
夕方、フランスの美術評論家のLydia Harambourg(リディア ハーランバーグ)が絵を観に来てくれ、今月末の美術誌にコメントを載せてくれるらしい。
夜、画廊の方達とリディア夫妻と食事をして車で送ってもらう。
今晩は雷は鳴らず、明日は雨は降らない予定。
写真はリディアと。