タテ2m✕ヨコ3mの絵を描きつつ、その半分くらいの絵を2点描きつつ、
更にその半分くらいの絵を数点描きつつさらに・・・
みたいな日々。
毎回のことだけれど、今年最大規模の展覧会を前に沢山のことが頭の中を駆け巡っている。
おれにとってリアルとはなにか?
いい絵であること。
極限に達した時に見える世界。
それが失われようとしている時に切望する景色。
見た瞬間に理解し、心に入ってくること。
その入り方が真実に迫っているかどうか。
そして心の底に持っているはずの感覚。
絵を描くことはいつだって矛盾との対峙だ。
どうにもかみ合わないだろ!?ってことに向き合い、そこに新たな答えを見出した時、
表現としての形が生まれる。
そこに行くまでにはいろんな景色が見えてきて、
例えばボクシングのリングで、
目を見るだけで相手のすべてが読み取れるような気がしたり、
闘いを終えた次の日には普段の街の様子がやたらと平和に見えたり、
バイクでコーナーを立ち上がるときに視界がストレートになる瞬間とか、
ステージで大音量でギターを鳴らし身体中が音で満たされる感じとか、
とかとか。
これからしばらくはちょっと日常離れした世界をさまようことになるかもね。
色んな意味で切羽詰った状態に突入するよ!