この1年は大きく環境が変わった。
8年住んだガード下のアトリエを強制退去になり、
といっても無茶をした訳ではなく電車の高架耐震補強工事のため。
新しい家は住まいとしては100倍くらい素晴らしく
アトリエやらガレージとしてはその性能をかなりの割合で
削り落とされたわけだけれども、
広かろうが狭かろうが絵を描く情熱と力に変わりはない。
腹を据えて制作に取り組みこれまでのスタイルから新たな道を
切り開くべく挑戦をしてきた。
1年の内3カ月ほどをパリで過ごし大作を含め20点ほどの制作をしたり
ミュージシャンのアコースティックアルバムのアートワーク(CDジャケットなど)
を手掛けたりMV所謂ミュージックヴィデオの撮影にも参加。
秋にはLMDWのARTIST COLLECTIVEと言うシリーズのウィスキーの
ラベル&ボックスデザインに採用されるなど、
これまでにはない展開が多々ありとてもエキサイティングな1年だった。
ここまでを書くと 完璧 な1年に思えるし、
まぁその通りではあるのだけれど、、、
我々絵描きというものは 仕事=描く となるわけで
描いたからといってお金がもらえる保証はない。
描いたものが売れて(これを画商さんたちがやってくれる)はじめてそこから画料
というのが発生しそれが生活費になったり画材を買うお金になるのです。
で、その売り上げはというと
昨年の半分以下、ここ10年余りの間の中で断トツ ワースト 最低 だった訳で
我ながら1年よくもったな という状況だった。
蓋をあけてみれば よくもった ということは、
途中は何度も レストランのバイトアゲイン が頭をよぎる感じだったってことだ。
それを知ってか知らずか(家族以外は関係ないけど)
笑顔で暮らせる家族や友人その他諸々お付き合いいただいた皆さんには
感謝の意をもっていつかお返ししたいと思っている。
来年以降は 仕事=描く 予定は1年半先まで隙間が無いほどびっちり詰まっており
最高の年末を迎えようとしている。
これが挑戦というものだ。