他のことには目もくれず、ただただ良いものさえ作っていれば
きっと何処かで誰かが見ていてくれてそれを評価してくれる。
そう教えられた幼少期。
愚直に信じ壁にぶち当たる度に自身に足りないものを探し彷徨い、
ある時には そんなものは今の時代迷信だ と天に唾を吐き、
苦しみ抜いた挙句自分の弱さを太陽の光に透かされ
突如手に入れたオリジナルの表現を闇雲に続けてきた。
才能でもセンスでも技術でもなく、もうおれにはこの道しかない。
それが根底にある自身の制作を支えている太い軸なのです。
この世に生を受けて半世紀、
私が絵に向かう様に生きている人々との出会いが増え
互いにリスペクトしながら言葉を交わし未来を見る。
家族を始め関わってくれる人たちに背中を押され
また新しい絵に向かえる。
その事がとてもありがたいと改めて思う1日です。