元々酒は大して好きではなかったし殆ど飲めなかった。
学生時代の大半はボクシングをやっていたので飲む機会も
殆ど無かったし誘いはほぼ断っていた。
卒業後5年程した頃、1年間のイタリア留学のチャンスを
得て日本を離れた。
季節は夏の終わりだったし、湿度の低いワインの美味い国だったし、
時間は山ほどあって要するに暇だったし、友人は出来たし、
日本にいる時よりも金に困っていなかったし、
色々な条件が重なって気がつくと呑むように、と言うか
少しは飲めるようになっていた。
それから15年程経った今、
1年の内飲まない日を数えても片手で足りる。
味にうるさくは無いけれど、特に好きなのはテネシーウィスキー
のJACK DANIEL’S。
もう何百本飲んだかね。
そんな折、パリから面白い話が舞い込み
LA MAISON DE WHISKYというメーカーのArtist Collectiveという
シリーズのデザインに絵が使われることになった。
先方が選んだ絵は数年前に描いたパリの路地裏の景色。
巡り巡って好きなものと絵が混じり合う、
なんて美しい。
日本で入手できるかどうかは現在調査中です。
2001年に起きた同時多発テロから18年が過ぎた。
翌年の2002年に、偶然ではあるけれど初めてNew Yorkを訪れ、
その時の出来事は未だにライフワークである絵を制作する上でとても
大きな意味を持つ記憶として残っている。
なので犠牲になった人々やその周りの人の事を思うことも同時に
思い起こされ複雑な気持ちになったりもする。
毎朝コーヒーを飲み、
美しい景色を探し、
絵に向かう。
こんなことができる事に感謝しなければ、と思ったりもする。
そして、絵を描く事でできる事を考える、そんな1日。
川崎に住んで10年超、
18年住んだ益子に次いで2番目に長く住んでいる事になるこの地で
新旧8点の展示の機会に恵まれました。
9月4日(水)〜10日(火) 10:00〜19:00 最終日は17:00まで
さいか屋川崎店 川崎日航ホテル3F
そうそうたるメンバーの中で恐縮ですが特集を組んでいただける事に感謝です。