正確には18年ぶり!に着いたVENEZIAは雨。
迷路のような路地を歩き、水路に当たっては橋を渡り、
どうかなぁ・・・と思ったけど夜だし寒いし雨だし、で入った店がPESSIMO!(最低!(笑))
酒は一緒だ!とジャブジャブ飲むも前日までとのギャップにテンションガタ落ち↓
気を取り直して翌朝。
日動画廊を通じて知り合ったヴェネツィアグラス工房の親分マルコが
なんと自家用クルーザーでホテルの前まで迎えに来てくれ、
雲が切れ青空がのぞく中、全員で乗り込み運河を抜けてムラーノ島へ。
RYOの絵とヴェネツィアグラスとでコラボレーション作品を作ろう!という提案を受け
マルコの案内で彼の持っている工房やギャラリーを見学しながらイメージを膨らませる!
世界のアーティストとのコラボレーション作品などがズラリと並ぶ建物内を見学。
写真はほんの一部で、全体のスケールは日本では考えにくい大きさだった。
マエストロの周りには屈強なスタッフが大勢いて、絶妙なチームワークで作品を制作中。
ここでコラボレーション作品ができるのは楽しみだ!
5月いっぱいはヴェネツィアグラスの展示会やイヴェントの準備のため大忙し!
とのことで、6月から具体的な制作に入る予定。
RYO~! VIENI QUA !(リヨ~こっちに来い) と呼ばれて MARCOと記念撮影。
その後、ウマいレストランを紹介してもらい、仕事があると言う彼とはここでお別れ。
薦められただけあって、美味かった~♪
スペシャルなもてなしにすっかり気分も良くなり(笑)皆さんともバラバラに分かれて街散策。
嫌な予感がする・・・。大手企業のアミューズメントパーク要らない!との主張。
頑張れVENEZIA !!!
イタリア人のカップルなど若いギャラリーに見守られながらスケッチし、
途中からまた雨が降り出してきたので切り上げたけど、ずーっと見ていてくれた彼らと
話をして、街を堪能しつつ歩いてホテルに着くころには暗くなっていた。
その後、ホテルのレストランでツアーメンバーでお別れ会。
それぞれスケッチしたものの発表とか買ったものの発表とか・・・爆笑の中最後の夜は更けたのでした。
企画をくれたアトリエ トラヴェルの方々、参加してくれた皆さん、現地で世話をしてくれた友人達、
最高楽しかった!皆さんありがとう。
おしまい。
旅も終盤にさしかかり、専用バスに乗り込み4,5時間、
VERONAのArena(アレーナ、古代円形劇場)へ到着。
天気は相変わらずの曇り空。
シェークスピア作ロミオとジュリエットのジュリエッタの家というのがあって
右胸に触ると幸せな結婚が出来る像!があるとか、おおロミオ!とか言っていたという
バルコニーがあるとか、そんなインフォメーションをパスして(ごめんなさいね)
街を流れる川沿いへ。
fume Adige(アディジェ川)、FIRENZEのアルノ川と似ている気もするけれど
やっぱりどこか違った雰囲気があった。
教会の姿も全然違うし、ここにはまた別の文化があったんだろうな。
すぐ隣をバスが行き交うのも構わず大通り沿いでスケッチ。
気温が低くて雨が降りそうな時には絵具の乾きが遅いから
影つけはペンですることに。
通りすがりのおじちゃんが何やら言いながら写真撮られたり、
それを先で待つ奥さんは呆れ顔だったり(笑)
街の景色と共にそんな他愛もない出来事に逢うとその場所の印象はずっと深くなる。
こーんな路地をいくつも抜けて、途中でCaffeをして、
探し当てたトラットリアに入り生ハム、スパゲッティ、それとワイン♪を堪能。
美味かった~。建物の作りや椅子など、全体の感じは古い教会みたいで
店の人の対応も感じもすごく良かった。いつかまた行くかな。
そしてついに最終目的地、VENEZIAへ入ります。
20年ぶりくらいに訪れるVENEZIAでは、でっかいサプライズが幾つもあって
それはまた次に書くことにします。
グレーヴェ イン キァンティ はCHIANTI CLASSICO なんかを作るワイナリーがあって
あちこちにブドウ畑のあるとても静かな村。
訪れたワイナリーでは、木の樽を使って醸造するのを基本ポリシーにしているとのこと
ずらりと並ぶ樽の中は数年前に収穫したブドウで作った赤ワインが詰まっている!
小さい方の樽はたがの色が銀と黒とあって、黒いほうがランクの高いワインを寝かせてあるんだって。
このあと瓶詰してさらに3年くらい寝かさないと市場には出せないそうで、
今年のブドウの質もなかなか良かったらしいけれど、それを飲めるのは何年も先のことなんだね。
屋敷か教会か!?ってくらい高い天井のレストランでPRANZO(昼ご飯)を食べ、
このワイナリーで作ったワインの飲み比べをするはずだったのだけれど・・・
おしゃべりし過ぎて時間が無くなり・・・そこはタイムスケジュールちゃんとしてよね~!
ま、麓の広場に軒を連ねるお店でいろんなワインの試飲システムがあって、
そこで美味いの飲んだけどね♪
CINTA SENESEってブランド豚の生ハムやサラミなんかを買って次の目的地
へ出発。
おっと、ちゃんとスケッチもしましたよ(笑)
とても穏やかな雰囲気の景色と天気で、描いている時も
おじちゃんが話かけて来たりして、つい集合時間に遅れそうになったりしたよ・・・。
っていうか遅れて電話で呼ばれちゃったりしたんだっけね(笑)
そして専用バスに乗り込み、さらに走ること2時間くらい。
San GIMIGNANO(サン ジミニャーノ)という街があって、かつて権力争いの末に一番強い者が高い塔を建てる
という名残から、あちこちに建ち並ぶ塔が特徴の街。
今は14本の塔が建っているけれど、70を超える塔が建ち並んでいた時期もあったらしく、
想像すると、レンガ造りのビルディングがそびえる光景はインパクトがありそうだな。
ここは前記の理由もあって時間が長く取れず、観光客でにぎわうメインの路を外れて
スケッチしたけれど、仕上げられず・・・
あとで仕上げようかな・・・と思いつつ、いまだそのまんまです。
その後FIRENZE へもどり、この街最後の晩餐を友人が紹介してくれたレストランVIA VAIでとり、
美味かった~!テーブルワインがCHIANTI CLASSICO2008で、なんかウマい!から
DELLA CASAって言ったよね?って確認しちゃうくらいで、前菜、パスタ(スパゲッティ、ニョッキ等)
そして最後はBISTECCA DI FIORENTINA(フィレンツェ風Tボーンステーキ)厚さは5㎝以上!
を満喫♪満喫♪
ここはクラシックな雰囲気は全くなく、お洒落で若者達にも人気のスポット、また別のフィレンツェの顔を見た感じ。
時間帯の関係でタクシーがなく、10名のうち半分を店で呼んでもらったタクシーに乗せて、
われらは歩いてホテルへ。
安心して夜の散歩が出来るツアーってのもなかなかいいモンです。
夕食後皆さんホテルに戻られたあとに、友人が迎えに来てくれて夜中飲み~♪
最高の友人たちに会えて久しぶりのフィレンツェはやっぱり最高だったな~!
そして翌日は一路北上。VERONA →VENEZIAへ。
PART5へ続きます。
参加者の皆さんと、わざわざ集まってくれたフィレンツェ在住の友人たちと
総勢20名余りで美味い美味い料理を頂き、
Limoncello(リモンチェッロ)をぐいぐい飲んで(←くいっと飲むものでぐいぐい行くものじゃない)
ワタクシは皆さんホテルに帰られた後から本番飲み(笑)
写真等は自粛、割愛。。。
翌朝、二日酔いを解消すべく(冗談デス)散歩に出る。
イタリアらしい朝だ。
アルノを渡ったところにあったバールに入って朝ごはん。
イタリアらしい朝だ。
天気予報は外れて当たり前のイタリア(笑)
イタリアらしくよく晴れそうだな。
ホテルへ帰り、次の目的地Greve in chianti(グレーヴェ イン キァンティ)
を目指します。
ちょっと短めでPART4へ
バスでフィレンツェのサン・マルコ広場へ到着、歩いて再びCentro(中心街)へ。
Piazza della Repubblica(共和国広場)でしばし解散。
雨も上がって陽が射し始める中、ぶらぶら散歩。
建物の隙間から一際シャープな屋根のバディア・フィオレンティーナ教会。
実はフィレンツェの教会の中でおれが1番好きなヤツなんだ。
今回は入らなかったけれど、観光で訪れるような教会ではなくて、カトリック信者が
静かに礼拝している小さな教会で、その姿は何度もスケッチしたな。
そして、週末にキリスト復活祭Pasqua(パスクア=イースターのこと)を控えたこの時期
に行われるパレードに遭遇 ↓
昔の戦いの衣装を纏って街を練り歩く!
おじちゃん歩く。
おじちゃん叩く。
おじちゃんに交じって綺麗どころも登場!
イケメンも登場!
真ん中のおじちゃん味出過ぎ!(笑)
午前中とは打って変わって日差しも暖かく、得した気分で参加者の皆さんと散歩再開。
Piazza della Signoria(シニョーリア広場)を通って
この日は休館だったGalleria degli Uffizi(ウフィツィ美術館)の前を抜け
Ponte Vecchio(ポンテ・ヴェッキオ)へ。
ポンテ・ヴェッキオを渡って・・・
ついつい見とれて・・・渡って!
人ごみを避けて裏道へ、懐かしい路地をいくつも抜け、
そう、2004~05にかけて1年間住んでいたアパートの前を通り抜け
アルノ川沿いをまたサンタ・マリア・ノヴェッラに向けて歩いて歩いて、
到着。
良く歩いた。皆さんもお疲れ様でした。
ホテルに戻り一休みした後、友人のレストランで大宴会となり
夜は更けます。
PART3へ続く
正式名称は 吉川龍先生と行く イタリアトスカーナとフィレンツェ・ヴェネツィアスケッチ旅行
というなんともムズムズするタイトルの旅(笑)の私目線のレポートです。
3/24朝
参加者10名、ツアー会社の方と一緒に総勢12名で出発!
道中、人の気配を全く感じない大地の形を見下ろしながら
スイスのチューリッヒ経由でフィレンツェ空港へむかう。
何とも言えない不思議な景色を見て、同行した方がGPSで現在地
をつかもうとしたけれど、結局詳しいポイントは判然としなかった。
↑ 機内はもちろんこれ!でもスイスビールは初めて飲んだ気がする。
イタリア時間の夕方過ぎ、無事フィレンツェINしサンタ・マリア・ノヴェッラ中央駅
の近くのホテルへ。
夜軽く一杯やりに出かけ、ほろ酔いでホテルへ戻ったら、訪ねてきてくれた現地在住の
友人達とばったり遭遇。
久しぶりに会えて嬉しかったな~♪
約3年ぶりのフィレンツェ。
朝はさすがに早くに目が覚め、窓の外に広がる景色をスケッチ!
ホテルの朝食はパスして街中へ
曇り空からかすかに陽は射すもののまだまだ寒かったけど、
じっとなんかしていられないぜ~♪
Mercato centrare(中央市場)へ出かけ、お目当てのLampredottoをゲット!
ランプレドットは牛の第3、4胃袋の塩煮込みで、フィレンツェの伝統的な料理。
食べ方はお皿でもらうピアットとバーガー形式のコン パニーノ。
塩と胡椒にSalsa verdeサルサヴェルデ(香草なんかを刻んで混ぜたソース)と
Olio piccanteオーリオ・ピッカンテ(唐辛子のオリーブ油漬け)をかけてビールと一緒に
食べる至福の瞬間!!
2003年に初めてフィレンツェに1カ月間滞在した時に友人に教えてもらったランプレドット。
街中に屋台がいくつもあって、フィレンツェでしか食べられないこいつを食べれば
それだけで遥々来たかいがある!と思うくらいにハマった(笑)
ご機嫌で朝食を終えて最初の観光ポイントFiesole(フィエーゾレ)へ。
タクシーの運転手と話をし、昨晩日本から着いて朝食はランプレドット
と言ったら大ウケで歓迎してくれたよ(笑)
フィレンツェの街を一望の下に見渡せるこの丘には、
かつて自転車でも来たことがあったけれど、何年も前の記憶は途切れ途切れで、
この日は道を間違えて2回も別ルートで登ることになり、皆さん歩かせちゃってごめんなさいね。
でもやっぱり景色が素晴らしくて皆笑って許してくれたから良かった。
てっぺんにはsan・ Francesco(サン・フランチェスコ)という名前も格好も美しい小さな教会があって、
寒くて途中雨もパラついてきたけれどなんとかスケッチし、麓のバールで休憩したのち今度はバスで
再びフィレンツェへ。
この続きはパート2へ。