人は見た目じゃなくって中身でしょ。
そんなことを聞くこともあるけれど、
そんなの当たり前の事じゃねえかよ、
と思っている。
さすがに見た目だけじゃぁ好きになったりしないし、
さすがに見た目じゃぁ勝負はできないけれど・・・
そんな生き方もしていない。
とは言ったって、入りは見た目なんでしょうねぇ。
あぁ、絵もそうなんだろうなぁなんて思うけれど、
音さえ聴こえなけりゃそれっぽく見えるんだろうね(笑)
FACE BOOKにはUPした、昨年のLIVE画像♪
絵描き になる前の おれの夢だからね♪
9日からParis NICHIDO でのグループ展-ACCALMIE-が始まった。
Jean-Paul Decroix(アクションペインティング)
Antoine Poupel(写真)
Ryo Yoshikawa (絵画)
の3人展。
ACCALMIE(アカルミー)とはフランス語で雨上がりや海の凪など一時的な平静状態を意味し、そんな雰囲気で展示されている模様。
う~ん観に行けないのがちょっと残念だけれど、それまでに制作頑張らないと4月に行けナ~イ!
美大受験生たちは先週から、毎日(本当に1日の休みもなく)どこかの試験会場で闘い続けている。
毎年、前年春には何も描けなかった子が、10か月くらいのトレーニングで大変身を遂げ、持っている全ての力を振り絞って、おそらく彼らの人生最大の目標に立ち向かう姿は感動的ですらある。
そんな道を通って(おれの場合入学までのトレーニングは3年かかったけれど)おれは絵描きになった。
なったけれど、魂を込めた人生最大級の挑戦を見失ったら、静かにその道は細くなってやがては無くなっちゃうんだろうな。
そこには色々な脇道があって、当人は気付かない、または見ないふりをしたりして、なんとか活動に明け暮れるようになったりして(笑)
大人の事情があるんでしょうが、
それじゃぁ次世代の子たちに顔向けできないし、目指してもくれないでしょうに。
おれが日本の絵画界を背負って立つ!
なんて大それたことを思っているわけではないけれど、
思っている(笑)
それを引っ張る一人にくらいはなりたいな、と。
ま、言うのはタダやしな(笑)
遠くの街より嬉しい便りがあったり、海の向こうの街からの吉報を待っている。
写真は去年のパリの個展風景です。
昨晩とは打って変わって
とても暖かい日差しの中、
昨年振りの銀座日動画廊。
昭和会展
おれもかつて、もう8年前になるのな・・・この展覧会での受賞がきっかけで日動で個展が出来るようになったのだけれど、
若手の絵描き&彫刻家たちのコンペティション式展覧会を観てきた。
画廊の社長や皆さんにご挨拶し、一通り観た後銀座洋協ホールへ。
ここでもいくつかの画廊が集まってそれぞれ一押しの若手(そう若くもない人もいたけれど)を展示する-洋協展-が開かれていて、
やっぱりおれも5年前に出してもらったんだ。
どちらも自分が通ってきた道だけれど、
別に上から見ているって訳でもないけれど、
絵を観ていたらなんだか遠い日のことのようにも感じ、
それでもここにいる人達は毎日必死で絵を描いていて、
または木を削ったり石を掘ったり粘土をこねていたりするんだけれど、
そんな作品を観ながら、
才能のあるヤツっていっぱいいるんだな・・・
と思った。
おれに才能があるかどうかなんて全然わからないし、
そんなことよりも、生き残っていくことの方が大きくて、
結局は やめたらそこでお終い なんだぜって言う気持ちを持ってひたすら走っているわけで、
久しぶりにちょっと気持ちが高揚して帰ってきた。
だから明日も絵を描くよ。