初めて彼の作品を知ったのは浪人生の頃だったと思う。
彼の芸術観の中身については多くの評論家が執筆するくらい
シンプルだが奥が深く、身体的なメカニズムとそれを可視化する
様々な表現に心奪われた。
リヒターは作品とそれに向かう姿勢から強い影響を受ける数少ない
アーティストの一人で、おれが生きている時代に彼の多くの重要な
作品が作られたことはとても重要なことだと感じる。
ちょうど自身の制作に新たな道を見出そうとするタイミングで
未だ現存の、新旧大小の絵を直に見られたのは良い機会だった。
2018年の初めは、2日から熱が出てなんとも情けない出だしだったが、
何もしないと精神健康が保てないので力づくで描きかけだった 趣味の水彩画
を完成させた。
完成と書いたけど、絵としてはそこまで突っ込んでいなくて、
初めに描こうと思っていた空気が見えたところで完成 としているので、
従ってこれは自分のために描いている絵ということで 趣味 なのだ。
とはいえ、きっとこの先に何かが見えてくるような気がしているから
描いている訳で、とても大きな意味を含んでいるように思う。
そしてこれはあくまでも 趣味 であるからしばらくのあいだは売りに出すことは
考えていないのです。
特定の形での展示はするけどね。
2017年の制作数は105点だったかな?
だいぶ忙しかった。
今年はもう少し落ち着いて向き合えるよう工夫が必要だなぁ。