今月中に仕上げる絵を描き、昨日画廊へ持って行き、
来週もう一つの画廊へ3点送ったら準備完了!
スーツケースにいれる和紙とか膠とか絵の具とか
を選別し、構想の下準備をして、来月からのパリ
での制作滞在の準備中。
それまでに、やっておかなければいけない仕事をやり、
やり残しちゃいけない遊びをやり、帰って来てからの
HEAVYなペースで始まる制作の準備をしたりしている。
次の展示から絵の値段が上がるって言われた。
いま、新しいスタイルの絵も描き始めている。
作る世界のランクも上がらなきゃね!
−光織る−というタイトルの水彩画を描いた。
水彩画のクラスの展示会に賛助出品しているんだけれど、
毎回、どんな絵にしようかとずいぶんと考え込む。
教えるという立ち場での制作とおれが描くならこうだ、みたいな感じと。
願わくば、絵を描くなら全ておれの世界だ、と言い張りたいところだけれど、
声高に言おうと言うまいと、全ては絵に表れるものなんだ。
ってことで、レッスン的に参考になりそうな絵を描くこともあるし、
普段教えている時に言うことは何もやってない(笑)って絵を描くこともある。
ただ、実感や経験がないことは授業では一切話さないので、結局はどっちにしても
あまり変わらないかな。。。
いつも思っていることは、
能書き(描き方)で描いている絵は、おれにとってはあまり魅力的ではない
ってこと。
いま、これまでとは違った感じの絵を描いている。
毎日、なんか突き抜けねーんだよなー と思って出来た絵を睨んでる(笑)
でも、その感じがいいんだ。
いつもその先に光があるからね。
目に見えること、見えないこと
触れられるもの、触れられないもの。
これまで描いてきたものは、ImageとMaterialとを
行ったり来たりしてきた。
その2つは混在していて、見る距離によって見え方は
変ってくる。
過去を遡ったり、時には視界が狭くなるくらいに現実と
闘っていたり。
ボクサーを描いていたのもそんな頃だったかな。
それから、180°視界が変って、景色はシルエットになり
色が増え、暖かさを増して、今少しずつその距離を縮めつつある。
見た目ってのはImageで
目をつぶって触ったものがMaterial。
だから、少しずつ距離を詰めて行けば、本当のRealが描ける
と思う。
こいつは、
誰かが敷いた道を行くなんてまっぴらだぜ!
っていうのと
誰かが敷いた道がデコボコだったり途切れていたりしていて
参っちまうぜ!
って話だ。