元々酒は大して好きではなかったし殆ど飲めなかった。
学生時代の大半はボクシングをやっていたので飲む機会も
殆ど無かったし誘いはほぼ断っていた。
卒業後5年程した頃、1年間のイタリア留学のチャンスを
得て日本を離れた。
季節は夏の終わりだったし、湿度の低いワインの美味い国だったし、
時間は山ほどあって要するに暇だったし、友人は出来たし、
日本にいる時よりも金に困っていなかったし、
色々な条件が重なって気がつくと呑むように、と言うか
少しは飲めるようになっていた。
それから15年程経った今、
1年の内飲まない日を数えても片手で足りる。
味にうるさくは無いけれど、特に好きなのはテネシーウィスキー
のJACK DANIEL’S。
もう何百本飲んだかね。
そんな折、パリから面白い話が舞い込み
LA MAISON DE WHISKYというメーカーのArtist Collectiveという
シリーズのデザインに絵が使われることになった。
先方が選んだ絵は数年前に描いたパリの路地裏の景色。
巡り巡って好きなものと絵が混じり合う、
なんて美しい。
日本で入手できるかどうかは現在調査中です。