川崎での展示会

20200925_193734

20200925_193706

 

昨年に引き続き今年も川崎日航ホテルで絵画展が開催され

特集作家として10点余りを展示販売します。

5月に鎌倉で開かれた個展の内容とほぼ重りますが、

新たな絵も展示される予定です。

お近くの方はぜひお越しください。

 

 

 

 

 

道が開けるとき

IMG_20200914_174822
絵が1枚出来るまでどのくらいの時間がかかるのか
と聞かれることがある。
大抵は複数枚、多いときには10枚位を同時進行で描いているので
出来上がるときにはいっぺんに、そうでないときには全部途中、
みたいな事になります。

とは言え大きな絵(この絵は100号)でも1ヶ月位で大体仕上げる事が多く、
なんだか最近は随分と長い間描いているなぁと思ったら

この絵は描き初めてから2ヵ月を過ぎていた。

というのも、だいたい頭の中で見えた絵は描ける様な気がするので、

ハプニング的な 何か を仕込んで自身の想像以上のものを
作ろうとしたりするのですが・・・。
初めの狙いを具現化していく過程でどうにも物足りない気がしてきて手が止まり、
意気込んだ割にこんなんじゃしょーもない絵しか出来ねーな、と悪態ついたり
ウームどうしようかと眺めたり弄ったり神のお告げが降りてくるのを待っていたり。
普段表立って神に祈りを捧げたりはしないものの子供の頃は教会に通っていたので
その影響は多少なりとも残っているような気がするからきっとお告げはあるはず。
だからと言って今更自分の都合で神の力を乞うのは気が引けるので、
有りとあらゆる知恵と絵の知識を絞って完成に導く訳なのです。
絵の神様も無慈悲ではないので(かなり厳しめですが)無い知恵を絞りきり
頭の中がぐらぐらする程足掻いていると何とか導いてくれるもので、
ようやく完成への道筋が見えてきた気がします。

自分で仕掛けた罠に掛かってもがいたみたいで
あー苦しかった。
この景色は未来なのかそれとも過去なのか、
タイトルは未定。
仕上げを頑張ります。

米子の個展

20200907_135727

20200907_141318

 

来週から米子しんまち天満屋ギャラリーにて個展が始まります。

数年前に漁火の取材に皆生、米子を初めて訪れ

イタリアに住んでいた時からの友人のご実家があったり

その友人と絶妙なタイミングで再会できたりと

とても思い入れの深い場所での初個展の機会をいただいたので

是非とも会場に出向きたいと思っていたのですが

コロナも終息しておらず残念ながら今回は絵だけの現地入り

となります。

少しでも多くの方々の心の片隅に光が射す事を願っています。

 

 

 

 

 

こんな調子で

世の中には思っても見なかった事が起こるものだ。

雨が止まないだの急に暑いだの急に寒いだの

流行病がおさまらないだの

空に向かって愚痴ったって仕方がないので

それはそれで受け止めて相応の対応をする。

 

いつもならば

アトリエにはハードロックやヘヴィメタル、メロディアスなパンクが

流れているはずが

1日中アトリエに居座っては子ども向けのインターネットチャンネル

を流し続けるチビッコの面倒を見ながら絵を描いていると

なんか絵に悪影響が出るんじゃないか!?と心配になってくる。

 

しかしこれまでのおれの人生経験上

人生において90%くらいは どーでもいいこと の類に収まり

あとの10%程度のことを見過ごさなければ良いのだ。

朝から公園に行きたい!とか

庭でプールに入りたい!とか

爪に色を塗って欲しい!とか

ジュースを持ってきて!とか

私も絵の具で描きたい!とかとかとか

そりゃぁもう邪魔という邪魔が入るのだけれど

件の90%に入るのでいちいちやってやる。

面倒臭いけれども断っていちいちぐずられる方が大変。

(厳格なルールの元に成り立っているのでルールを侵すとアトリエから追い出される)

そして絵が出来るも出来ないもおれの勝手。

出来ない理由を探すより出来る道を探す方が

100倍クリエイティヴだしアーティストっぽい。

こんな調子で新しい絵は次々と描かれている。

 

IMG_20200828_164130

IMG_20200829_105218

IMG_20200831_160417

完成が楽しみな30号の途中経過。

 

 

 

 



archives