個展のご案内

9月8日〜14日 鹿児島 山形屋3号館

3階美術画廊にて「光のかけら」と題した個展が

開催される予定になっております。

山形屋さんでは初めての個展となり、

最新作10数点をはじめとした近作を展示いたします。

この状況下で誠に残念ながら会場に出向く事はできませんが

お近くの方はご高覧頂けますと幸いです。

 

F20 青の風影 2021

20F  青の風影

 

 

 

 

 

F20 銀色の光に浮く(改) 2021

20F  銀色の光に浮く

 

F10 夢のありか 2021

 

10F  夢のありか

 

 

F8 七色の陰影 2021

 

8F  七色の陰影

 

 

夏の洋画秀作展

コロナ感染拡大とか局地的集中豪雨とか心配事は

絶えませんが、絵描きは毎日絵を描いております。

8月25日(水)〜30日(月)

福山天満屋6階アートギャラリーにて

開催される「夏の洋画秀作展」に

小品数点を出品致します。

ご高覧いただければ嬉しいです。

F8 夢の続き 2021

F8    「夢のつづき」 2021

 

閃めき

相変わらずすごいペースで制作を続けていますが、

絵描きと言えど簡単に描けるということは何一つなく、

初めて描いても何度描いてもどうすれば良くなるのか?

との問いと隣り合わせで筆を取っているものです。

何百枚も描いてきたことの中に若干の変化が見えたり、

ならばこうしてみてはどうか?という挑戦が生まれたり。

出来た絵から、時には出来る前から閃めきが舞い降りる

事もあるかもしれないのです。

F4 三ケ月夜のゲッコウ 2021

三ケ月夜のゲッコウ  4号

キャンバスに和紙 アクリル絵具

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エスキース    25cm × 20cm

紙に鉛筆

ヤモリの絵は鹿児島の個展へ、鹿のスケッチは

鎌倉での発表に向けて新たな世界観を

練っている最中に描いたものなのです。

 

 

 

 

 

 

忘れないこと

先月の岡山での展示の帰り、帰路に着く車窓から見えた景色は
いろんな思いを呼び起こす場所でした。
ここを通ると思い出す事がある。
今から13、4年前、この雑居ビルに入っている居酒屋のキッチンでアルバイトをしていました。
当時は展示会の予定もなく、バイト代を費やしてコンペに出しては落選、
時々入選みたいな事を繰り返していました。
アルバイトの終わりは深夜、ラスト業務と呼ばれる掃除とごみ捨てがあり、
このビルの裏側にビルの全てのゴミを集めるコンテナがあり、
そこへエレベーターで山のようなゴミを持っていきコンテナに投げ入れながら
心の中で毒づいていました。
「いつまでこんなことやってんだ」
「いつか必ず絵で食えるようになってやる」
「やって来た事は間違っていない」
「今日も乗り切ったなぁ」等々
個展に呼ばれ会場からの帰りの新幹線の窓からその場所が見える度にそんな記憶が甦り、
なんかグッとくるのです。
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そういえば、
ある日のラスト業務時に店長と料理長が一緒に掃除しながら
『お前真面目にやるなら面倒みてやるぞ』って言ってくれて
『ありがとうございます、でもすみません。おれ絵描きになりたいんで』
って断ったけど、
ボクシングジムの会長とトレーナーも同じこと言ってくれたけど、
おれにそんなこと言ってくれる人がどれだけいるんだろう
と思って嬉しかったです。



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