通過点

 

先日 カチンと来た事がアリ
思い出す・・・
ある偉い先生のお言葉
「お人好しじゃぁ俺の様にはなれないな」

20代のころは 負けて学ぶ なんて嫌だった
今も嫌だけれど 耐えなければ続かない から やる

代わり なんかありはしない
だから一言
キャンセルが通るなら今後一切オーダーは受けない
相手が誰であっても
自分の中の一線は譲らないこと

その姿勢が意味のあるものを生む

そう思うから
こんなことも目標への通過点に過ぎない

メッセージ

 

いつの頃からだろうか
作家の描いた絵を観る時
描く時の距離に立ち その絵描きさんの筆跡を追いかけてみる
どこから描き始め どこで終わったか
ここはパターンで描いているナ・・・とかここはちょっと手こずって勝負しているナ
とか このタッチはすごいナ とか
大げさに言えば その絵が出来た時間 を体験できる・・・気がする

かつてある美術館で 印象派の巨匠 と呼ばれるクロード・モネの睡蓮の大作(2mx6m)
をそうやって観てみた
絵の具の厚み タッチの向き 全体の構成 タイミング 色使い・・・どれをとっても 頑張ってはいるけれど驚くことがなく
おかしいな・・・?と思って制作年を見ると
86歳で亡くなる間際に仕上げた絵だった
80歳を超えて尚30歳に満たない元気いっぱいの若造に「頑張っている」と思わせる6m級の絵を描けるのは やっぱりスーパーヒーロー だった

綺麗なことより 巧いことより 流行ることよりも
その人にしか描けない ものを描いた時にこそ価値がある

何を伝えられるか

描くこと

 

描こうと思って描くもの
描こうと思って描き しかし届かないもの
そんなレベルとは全く別のところから出てくるもの

思うように描くことよりも
創る目的 を生み出さなければいけない

何を描くのか

どう描くのか

何故描くのか

好きだから・・・程度のレベルでは続けられない

Runaway

 

ここ数日 ひきこもり のち 逃亡

アートフェアの後 4点の絵を仕上げ
計画したぺースには少し及ばないけれど、その代わりに60本以上の木枠を組立てて削り・・・
ここ2、3日は 1日だけ1歩も外へ出ずに描いていたのだけれど・・・あまりの天気の良さに籠って描くのに耐えられず
うっかりバイクで海まで逃走したり(笑)

本日は午前中に100号2枚に和紙を貼り、50~30号の木枠を10本組立て、午後は注文の絵に取り掛かり数枚を同時進行中なのです

和紙貼りももう何百枚も作っているから
さすがに巧くなるけれど、制作に関しては 中途半端に巧くなってくれちゃうと困る こともある
下手くそじゃぁいけないけれど 絶妙なコントロール だったり ちょっとあか抜けない感じ も全て自分の絵に含まれる味のつもりなので(笑)

世間の 連休 はまだまだ続き
したがって自動的にそれは籠って描く日々!なのでした(汗)
おれの逃走の片棒を担いだ相棒→



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