今年も

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上大岡の京急百貨店での展示会が開催されて

今年で5回めの日動画廊洋画名品展です。

初回から毎年参加させて頂き、今年も8号2点を出品致します。

 

京浜急行電鉄は住んでいる所の最寄りの駅でもあり、沿線の場所で教えたりもしているので

馴染み深いところなのです。

そんな訳で、電車に乗っていると中吊り広告を良く目にしますが、

名前も出ていてびっくりしたりします(笑)

初めてと言う訳ではないのですが、今年も出ているとは・・・つい写真撮ってしまいました。

 

物故作家の超名作、現存作家の力作が無料で見られる良い機会ですので

是非お出かけ下さい。

 

Alive

36x51 Alive -ある男の肖像-2017

 

これは今週描いた横50cm程の水彩画だ。

川縁に放置され、風にさらされた舟の絵だが、同時にある男の肖像でもある。
彼はこの近くの施設で病の中を漂っている。それを見舞った帰りに見た景色だ。
この絵の中に虚しさ、口惜しさ、悲哀、衰態 を見るだろう。
しかしまた 生命力、誇り、厳格さの中で舟は未だ力強い生気を残していることにも気付く。
忍び寄る黒い水と枯れた草は絵により深い意味を持たせ、水面(みなも)に映る空の青さは潔さと少しの悲しみを含んでいる。

こうして描き表すことで無情を受け入れ、そして彼の残した足跡、すなわち生き様が私に力を与えるのだ。

 

 

 

水彩画

F4 冬の光 一陣の風2017

「冬の光 一陣の風」

 

不意に一陣の風が枯れ葉とコートの紐を踊らせ、

横に射す光は未だ空気が冷えている様子をあらわす。

技術はオリジナリティとはほど遠いが、

最近の絵の中で、最も意味のある絵の一つだと思える

水彩画を完成させた。

 

光と影 を 水と紙 で捉える

それがおれにはきっと合っている。

 

 

 

 



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