始動!

 

今年も残りが1ヵ月になり
来年の展示が次々に迫り
その前に 来月12月5日から始まる日動画廊でのミニヨン展(小品数点のグループ展)のために
3号を2点描き始める
その他12月中に仕上げる予定の絵が今のところ3点は必須
1月末に大阪での展示の為10点ほど描く予定なのでその準備も始めるのでやっぱりのんびりはしていられないのです・・・

やりたいことはいくつもあって
そのうち へぇ! という絵ができるかもしれない

そして
個展準備期間に封印していたいくつかのことがまた始動する
周りの都合に合わせて自分のキャパシティが侵食されたりしないように

画像は右と下が下塗りを終えた状態
左が金の絵の具で下絵を描いた状態

時空

 

ふり返ればこの半年描き続けて過ぎた気もする
個展を終えて1日置きに仕事と休日(これまでは制作時間)を交互に過ごし 昨日は心おきなくゆっくりと寝て といっても起きてみたらいつもと同じ時間だったけれど
ずいぶん休んだような気がしていたのだけれど
まだ1週間も経っていないんだな

本日友人の展覧会へ行き
いろいろと話をした中で思ったことは
描くのをやめなくて良かった ということ
そしてここ数年は自分の 好きなペース では制作出来なくなってきたと言うこと
彼とは2002年に会って以来似ているところがいくつも見えて お互いにいい刺激になる関係だと思っている

今読んでいる本が 時空を超えたり する話で
人々の想像をかきたてるもの と言うのはやっぱり楽しい

明日目覚めたら 100年前の世界になっていたらどうしよう・・・
とか(笑)
やっと絵描きとして見えてきたものがある という時期に
別世界でただの旅人(りょじん)さんになることへの恐怖と興味

どの世界にしても 次にやってみたいことがある と言うのは時空を超えて伝わるのだろう

数千年前の動物を象った小さな金属もいろいろなことを語ってくれる気がする

おつかれ

 

23日個展の最終日は天気も良くたくさんの人たちが来てくれて
久しぶりに会った友人や 初めて会った人や 新しく知り合った人
達と話ができて嬉しかった
会えなかった人はごめんなさい
日曜日はさぼってバイクで走ってました
今にも降り出しそうな厚い雲の隙間にニヤリと顔をのぞかせたお転倒様・・・(撃沈)

展覧会の方はお陰様で盛況のうちに幕を下ろし
ホッとする間もなくまた描き始める

会期中にはいろいろな話があって
それはそのうちまた書くことにしよう

それにしても なんだか眠くって眠くって・・・気が抜けたか

オーラ

 

1週間が過ぎ 残すところあと3日となった展示会場へ午前中から出かけ
着くなり待っていて下さった方々とお話

しばらく自分の絵たちを見ながら 次 の展開を思い浮かべる

今回創る時にクローズアップしたもの 捨てたもの いろいろな想いはあるけれど
力はまだ足りていない
そんなことを考えていたら面識のない方から 「千住さんのイメージもある?」みたいなことを聞かれ
うっかり だったらニバンセンジュですね とか言ってしまい・・・
まぁ褒めてはいただいたんだけれど 絵を見て別の誰かのイメージが出てくるようではおれの絵もまだまだってことだな

人が成長しなければ絵も変わらないので 絵のこれから を見ながら精進すんべ

ある演奏会で
バックは1流の面々
奏でる音は滲む様に広がりを持っている上に超絶技巧!
にもかかわらず フロントマンが出てきたとたんに全てが違う
見た目がどうとか楽器がストラディバリウスだとかそんなんじゃない

オーラってこういうことなんだなと思った

Midnight

 

友人のお店で仲間たちと楽しい時間を過ごし
寝不足気味でまた画廊へ出かける予定

最近は絵を描く時 光の向こう側 を意識していたのだけれど
ある作家さんが
君の絵は描く人間の背中側がみえるからいいね
と言って下さった
観る人によって奥行きはずっと増す ありがたいことです

多くの友人や知人からはいい声を聞くけれど
そうじゃないこともある
幸運にも耳に入ってくる(またはあえて意見してくれる)それらのことは これからの制作に必ず影響してくる

どうなって行くかな
リラックスした真夜中にそんなことを思う

ギャラリートーク

 

なんの脈絡もなくなんとなく終わってしまった・・・

技法の話とか描いている景色についてとかから話し始めたのだけれど
生い立ちの話とかこれまで絵を描いてきた過程の話とかから脱線し(笑)
あとから考えれば 展示されている絵の秘密 とか かくれキャラ のこととか 更に見るのが楽しくなるような話ができればよかったな

まぁ話すのが本職ではないからいいか

あすはまたアトリエで授業をして 明後日画廊に行く予定
今日聞き逃しちゃった話や気になることがあればメールでも頂ければお答えできるでしょう(笑)

それにしても本日もたくさんの方々に来ていただき感謝です

Nuovo

 

先週無事個展の初日を迎え
たくさんの方に来ていただきホッとしたのもつかの間
新しい絵の準備を始め・・・

昨日今日は授業をし 明日は午前中に画廊へ行く予定
夕方からのギャラリートークでは 前回 前々回からの流れで新しくなった絵の話をしよう

そしてこのホームページもリニューアル!
なんと若い(おれよりもずっと)絵描きさんがプログラムを組んで作ってくれたのだ(喜)

さらに今週は
Vino nuovo フランスじゃヴォ-ジョレ ヌーヴォー がでるので
楽しみにしていたり

その他にも
新しくなったものがたくさんあって
つい顔がほころんでしまう

そして新しい年が来るころにはもう
次の展示の絵を描いている

そこからみえるもの

 

いつまでも 同じ場所にはいられない

見えるかい?目の前に揺れる その光の向こう側がさ

近づくとぼやけてしまう 簡単にはつかめそうもないけれど

間を抜けて行けそうな気がするんだ

約束なんてされていない

でもそこは

ほんの少しだけ 別世界

根底には

 

あと丁度1週間となり
嵐の真っただ中

今週はいつもより2、3時間早く起き(おれの場合夜更かしよりも効率がいいからね)並行して小品を描き上げていく
午前中が長い(笑)
天気がぴったりだったので外で昼前に出来上がっている大作数点を撮影

今回の展示は 昨年の個展から春のアートフェアを経て という流れをかなり意識していて
だから特に春からの印象とは違った雰囲気になるとおもう

昨年までは 街の音や人々の生活の速度 なんかをそのままダイレクトに影として捉えていて
春のアートフェアではそこに吹く風の色や温度を明るい方に振って描いてみた
今回はその流れの中で 自分の中にある幅 を出してみた
結果・・・なんだか黒いのが多い(笑)
基本根暗だからね・・・とはいっても内容が暗いわけではなく 希望と衝動 に満ちている はず
それは会場で観てもらえればわかると思うけれど
世の中景気が悪いから明るい色の絵を・・・とかって声もあったりして 参るね
絵を描く時にはそんなことは全く考えていない し関係ない
つまらない話に乗るなら 黒いのと暗いのとは別もの だよね

きっと絵描きはみんな イイ絵を描きたい と思っている
要は描く対象とか道具とかと自分の間で 話が通じているか?ってことなんだ

釣りをする時には海や魚と話ができるか
バイクに跨ったらそいつと路面と話ができるか
リングに上がったら無言の相手と話ができるか
森で鳥の声に耳を傾けると姿が見える あいつら飯の話しかしてない
なぜか人相手が1番難しい・・・
そして常に自問自答
やっぱクライのな

そんなことを考えながら最後の小品の数々ができてい

そこからみえるもの

 

いつまでも 同じ場所にはいられない

見えるかい?目の前に揺れる その光の向こう側がさ

近づくとぼやけてしまう 簡単にはつかめそうもないけれど

間を抜けて行けそうな気がするんだ

約束なんてされていない

でもそこは

ほんの少しだけ 別世界



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