2021年はこの小さなアトリエにいつでも絵が溢れ、
今もこの通り。
2月の神戸、大阪、京都の個展に向けての最終仕上げ中、
その後は長崎、横浜と続き年末までビッチリ詰まっている。
流石に限られた時間での制作ペースが厳しくなってきたので
2箇所での授業を減らしてもらい全力で臨みます。
片方は20数年、もう一方は10数年授業をさせてもらい、
生徒さんにはがっかりさせてしまって申し訳ないのですが、
体に気をつけて頑張れ!と背中を押して頂き、
思い描いた世界を作り上げるために突き進もうと思います。
おれにとって50歳なんて何の節目でもなかった。
19歳から目指した夢は一つづつ近づき手を伸ばす度に
広がって行くばかり。
歳を重ね色んなことが変わる中、目の中に映る世界は
子供の時のままなんだと思う。
来年2022年最初の展覧会はパリで開催されます。
3人展の1人として2012年から2015年辺りに描いた
絵を発表します。
これらは4月から5月頃にかけて滞在して取材、
制作したものですが、
これまでのスタイルをキープしつつ新たな要素を
加えるべく、閃めきを実行に移すこと を意識的に
行った結果で様々な表情が表れていると思います。
これまでは割と暖かい季節に数ヶ月滞在することが
多かったのですが、冬のパリにも行ってみたいものです。
1ヶ月にわたって開催された鎌倉 gallery小町
での個展が終わり、今年の展示は日動画廊本店
でのミニヨン展のみとなりました。
毎回個展会場では色々なお客様とお会いし
初めての方との楽しい話や懐かしの昔話などに
花を咲かせるのですが、
今回の個展はとても不思議な出会いが多かった
ように思います。
細かく書くとキリがないけれど、
初めての方、10数年ぶりに会った方、友人だけど
普段とは別の観点で話したり、ご年配の方から
小学生、幼稚園の子まで本当に幅広いというよりは
年齢や性別に特に意味を持たず良い交流があったと
感じています。
手前味噌ながら、絵の持つ人を引き寄せる力に
自身が驚き、絵を描くことで多くの人と心の交流が
出来た事は何ものにも変えがたい良い経験でした。
これはひとえにギャラリースタッフの川口、矢野
両氏のお人柄と情熱、絵とそれに携わる人たちへの
愛情があってこその出会いだったと思います。
皆様本当に良い時間をありがとうございました。
多忙を言い訳にご案内できなかった皆様
ごめんなさい。
また来年お会いできることを楽しみにしています。
サインをするワタクシ。
お世話になったスタッフと。
鎌倉の個展も残すところあと1週間となり
相変わらず制作は続いていますが、
12月3日より第60回記念ミニヨン展が
日動画廊東京本店で開催されています。
新作4号2点出品の内1点は画廊リクエスト
により「赤い花」をモチーフに描いています。
普段あまり多くは描かない花ですが
この秋にスケッチ取材した彼岸花を描きました。
お近くにお出かけの際はお立ち寄り頂ければ
嬉しいです。
F4 緋花 -ヒバナ- 2021