矢の如し

 

100、60、50、30、10x2、8x2

言わずと知れた今月の制作ノルマのキャンバス号数・・・
100と60は今日上がり、来週から新たに100、50の2枚つなげに着手しつつ他を仕上げ!
8月は10点きっちり上げないと・・・などと思っていたらもう夜

子供のころ 魚釣りとかクワガタ取りとかを日が暮れるまで(暮れても)やり 野球はボールが見えなくなるまでやった

1日の時間が足りなくて悩んでいたのは子供だから だと思っていた

でも違った

今でも だから

釣りに行けば1日が過ぎ
バイクに乗れば朝はあっという間に夜になり・・・

絵を描くと 一瞬 または 一時 の空気と光がそこにあり続ける

夢中になったり霧中になったりするけれど
そんな日々 風 色

求めるもの

 

大音量でギターを弾くと身体中がディストーションサウンドに包まれる
身体ごとバイクを傾けてコーナーを抜ける
重さもスピードも感じない
ボクシングは 全神経を集めて相手をぶっ倒しにいく
で ぶっ倒されちゃったりもするんだけれど
痛くないし その一瞬だけは怖くもない

昔 夜中の街を走り回っていたやつが言っていた

エンジンと風の音 しか聞こえねぇ
目の前にあるテールランプしか見えねぇ

正しいとか間違っているとかじゃなく
そういう世界を見たくなる

キーワード

 

ラジオからは 梅雨も明け今年1番の暑さ だとナビゲーターの声が流れる中
本日は昨日とは打って変わって朝と夜に少し外にでただけ
1日中こもって絵に向かう

明日から福岡で小品展が始まり
そして来週からは銀座で4点出品のグループ展 夏の会 展がはじまる

昨年の個展からの流れを汲んで 今年の展覧会のテーマがさっき見えた
キーワードは ここから そして その向こう

A dawn horror

 

明け方の三時・・・いや 惨事

右腕が 肩からバッサリ 無くなった

夢ではなく
ふと目を覚ますと右腕の感覚がない

正確には胸の前にある・・・はず・・・
実際には頭の上で左手と組んで寝ていたのだけれどそう感じる
きっと悪い寝方をしたのでしょう
右腕が痺れて感覚が全くない

左手は頭の上で確かに何かを掴んでいる
??と思って離してみたら
目の前に腕が落ちてきた!
キャビネットと物入れの間に挟まった腕の感覚は一切なく
まさにホラーショウ

他人事のように腕を見つめること数分・・・
徐々に感覚を取り戻し 自分の肩にくっついていることを確認

余程プレッシャーなのか・・・こんなこともあるのかも・・・とか
思いながら再び闇に落ちた

サイボーグかと思ったぜ
あ~怖かった

風巻く

 

雲や波は

目には見えない風のかたち

その風を捉えて鳥は舞い

直下に潜む魚の群れを仲間たちに知らせる

目に見えないと思っているもの を見せる術はいくつもある

独りごと

 

100号 60号 50号 8号 が同時進行中
10号x2 8号 3号が下塗りを終えてスタンバイ という状態

今日は靴を履かなかった
ということで 天気も知らない

大作を中心に進行中のヤツらはたまに イイ顔 を見せる
それを見るには必ず マイナーチェンジ が含まれること
出来るのが解っている絵 なんて描く意味がない

いろいろあるけれど

結果が約束されていることなんか絵描きにとって1番いらないことだからね

その高揚がなくなったら絵は描かない

遅ればせながら

 

10代の頃に出会うようなものに20代で出会い
20代の頃に出会う感覚に30代で出会う
頭の中では10年ズレているけれど 身体と精神は合っている気がする

昔出来たことが体力的にどんどん出来なくなるはずの年代になり
しかし それを覆す日々を生きている

10年先 を見ることと同じくらい
10年前に持っていた目標がリアルに見えるという感覚も大切にしたい

先日 さくらクレパスからの依頼で80色くらいのセット(木箱入り)を貰い 8号サイズの紙に絵を描いて寄贈しました
今月9日から8月いっぱいまで とちぎ蔵の街美術館で展示の予定なのです
クレパスって子供のころ以来だったけれどなかなか面白い
ちびっこのころは 上手く描きたい と思って使っていたな・・・
とか思いつつ 上手くいかねぇな と思いながら描いた(笑)



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