第7回天星会

7月2日(水)〜8日(火)岡山天満屋美術画廊にて

天星会というグループ展があり、10号〜小品9点の新作を

出品、展示します。

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もう5月からこの展示会にむけて準備、制作していたのだけれど、

なんと、お世話になっている画廊からの出品依頼書をちゃんと読んでいなかった

様で、ぎりぎりまで制作するハメになり・・・(笑)

無事間に合ってよかったよ。

今回は、新しい展開のものを含め、特に小さいサイズの絵の密度に変化を持たせて

みました。

これから秋まで忙しくなるぜ!

 

 

 

 

 

 

ARTとは何か

絵の勉強をはじめ、予備校だったり大学だったり、

いわゆる教育機関にいた時から、そして離れてからもずっと

自問が途絶えないのは作る人間であれば皆同じなんだろう。

絵描きにとって、何を描くべきか?

は永遠の問題で、

例えば、

誰も描かないものを描く

自分が見てきたものを描く

絵描きならば誰もが描くものを描く

なんてことが思い浮かぶ。

F8緋色道2014

 

誰も描かない、または描かなかったことというのは

それなりの理由があってのことで、

それを描いても理解してもらうのは難しい。

それを差し置いてでも描かなければいけない理由があれば

少なくともやる価値はある。

 

自分が見てきたことを描くのは、それなりのリアリティが伴うので

そこそこいいものが描けるんじゃないかと思うけれど、

視野はだいぶ狭く、独りよがりに陥る可能性大(笑)

 

誰もが描くモチーフってのも、それなりの理由があってのことだろうけれど

今更かよ というツッコミを受け止めるだけの独自性が要る。

 

先日、指導している教室の生徒さんたちと美術館へ行く企画を組んで行ってきた。

写実主義といわれる目に映る景色にほど近い情景が描きだされた

絵画コレクションをする美術館で、まぁ解りやすいし上手だし(原則)

友人知人の絵もたくさん所蔵されてるし、大学時代はおれもいわゆる写実絵画を

描いていた時期もあって、思うところ盛りだくさんで出かけていった。

 

長ーくなりそうだから詳しく書くのはまたの機会にして、

それでも

なんでこれを描いているのか?

なんでこうなるのか?

何が見えているのか?

など画面を通して色々なことが見えてきた。

 

その選択と出した答えには相当の理由があって

生きてきた時代や情勢、環境や心理の集約が

そこに出ている気がして、好き嫌いは別にして

実物を見てよかったな と思った。

 

毎日の様に自問して、今出る答えは

人がその人生をかけて信じた世界を広く伝えること

それがARTの基本だと思っている。

 

そんな調子で

展覧会を控え、納めるべき絵をこの2週間で8点仕上げ

また次に向かって新たな絵も数点同時に描き始めながら

何を描くべきか? をずっと考えている。

F4散りばめた日々2014

 

 

手前味噌

5月の末日にちょっと手前味噌な話を。

おれの父親は栃木県の益子町という田舎で

約50年を陶芸作家として過ごしてきた。

もちろんおれが生まれたときはすでにセトモノヤだった。

 

絵がべらぼうに巧い父親を真似て幼少からお絵かきをし、

野球やらギターやらをやった挙句に美術の道へ進むというのは

まあ自然な成り行きだったんじゃないかと思っている。

絵の修業をした浪人時代、大学時代、卒業後と描いた絵を見せるごとに

〝指導″を受けてきた。

絵描き(当時は絵描きを目指す人)と陶芸作家というジャンルの差はあれど

モノ作り としての何たるかは散々仕込まれた。

その父親が最近になっておれの絵を手放しで褒めるようになったのは

嬉しいよりも、なんだか寂しいな・・・という気持ちのほうが多いような気がする。

 

そんな父親も70歳を数年過ぎ、おれとしてはもう一花咲かせてくれるんじゃないかな・・・

とどこかで思っていたんだけれど、訳あって最後の個展(たぶん)を地元の近く

のギャラリーで開催する運びとなったわけで、

2時間程電車に揺られて(途中で迷ったりして)観に行ってきた。

これまでの作品を一堂に介して展示された会場は、

おれにとっては子供のころから見慣れた作品の、しかし充実した内容だった。

これも手前味噌ではあるけれど、良い桜の小物入れを購入した。

ジャンルに限らず、作家の生涯をかけた1連の作品というのはやっぱり印象深く、

これはおれも持っておかないと と思った訳で、

父親は なんだ、いいのか?なんて言っていたけれど、

絵を描いて、欲しいと思ったものが買える様になったんだ。

これまでおれに幾らつぎ込んだかは知らないけどさ(笑)

更に手前味噌ではあるけれど、会場で父親と話をし、

お互いの作品を褒めあったりなんかしちゃって、

雲の上だと思っていたのがなんだか近くにいる様で、やっぱり嬉しいんだか寂しいんだか(笑)

 

おれがこれまで見せてもらった分、これからおれの作る世界を見てもらおうじゃないか。

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遅ればせながら

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先週の日曜日、1年越しの結婚式を挙げました。

祝って下さった皆さんありがとうございました。

これからもよろしくお願いします。

 

 

 

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先日ある友人がプレゼントしてくれた ↑

おれを象った人形!

掌に乗るくらいの大きさで、良く出来ていてすごく気に入っている。

夫婦ペアでもらったんだけど友人曰く、アーティストに写真を送り、人となりを説明して作ってもらったそうで

我ながら似てる~(笑)

 

初対面ではよく 怖い人かと思った と言われる。

別段愛想が悪い訳ではないと思うが(良くもないケド)

大抵はそんな感じで、話すと「あんまり喋らないかと思ってたので意外でした」

みたいな事になる。あまり喋らない・・・親に聞かせてやりたいぞ(笑)

まあもうこの歳になったら 印象 ってのは自分で作っているというか

生き方が出ているっていうか、責任持たないと行けないと思うわけで、

例えば服装なんかにも当てはまると思う。

仲の良い友人達にもいろいろいて、すごくカッコいいなとおもうスタイルを持っているヤツ

全く無頓着なヤツ、機能重視のヤツ、等々。

ことさらに主張することもないけれど、かつて憧れた生き方があって、

服以外にも身に着けるものを含めそれを纏うことにしている。

もちろん他人に映る姿にも責任は持つつもりで。

で、人形を贈ってくれた友人も、作ってくれたアーティストも

そこら辺を解ってくれているような気がして嬉しい。

目指す生き方がおれと近い別の友人はおれのことを ピーターパン だとか

言いやがるし(笑)

きっと良く解ってくれてるんだろうな。いいね、そういうの と思う。

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