アメリカの画家 アンドリュー ワイエスが亡くなった
1907年ペンシルバニア州に生れ イラストレーターの父を持ち
後にメーン州に移り北アメリカの大地と人々をこよなく愛し描き続けた孤高の絵描き
10代のころから画集を読みふけり実際に彼の展覧会を観た時には
テクニックよりもその思い入れを深く感じ 感動したと同時にこんな気持ちで絵に向かう人についていきたい・・・とリアルな尊敬と憧れに包まれた
絵のデータ保存や取材をする時にスケッチと共に欠かせないデジタルカメラ
愛用していた3代目を酷使したせいか最近ずっと不具合が生じ
新しいものを購入
新たな右腕になってくれることでしょう
頼むよR10クン
昨年から描き続け、今年に入って最初に仕上げた100号の大作
新しい色使いやモチーフに挑みながら黙々と描きあげたのだけれど
タイトルが決まらない・・・
その後5~6点の小品を連動して着手 徐々に仕上げて行き残り1点(完成度40%)+70%+60%・・・(汗)
しかも出来ている3点を含めてどれ一つタイトルが決まっていない
これまで描いてきたうち タイトルが先に決まっていたものもたくさんあるのだけれど 最近は 見えるもの 中に 見えないもの のイメージを表そうとしているからかそれを文字で表記するのが難しい
見えているものをタイトルにすると妙に説明っぽくなるし 悩むな
何も遮るもののない大空から 眼下に無限に広がる中の1点の目標に向かって旋回する鳥の気分
実家に保管されているスケッチブックのうち4~5歳の頃に描いていたものを発見
第2次世界大戦でロールスロイスのエンジンを積み
後に出るスーパーマリン スピットファイアと共に並ぶイギリス軍の名機 ホーカー ハリケーン
ちびっこのくせにマニアックだったのだな(笑)
サークルマークはわかるけれど
なぜイギリス機に星マークなのかは不明(笑)
自分にとってこの頃の 絵 は憧れを表わす手段でしかなかった
きっと今も変わらない
下塗りを終えた画面は無限
なんでも見える
なんでも描けそうな気がする
暖かい光の色が溢れるはず・・・
気のせいだと言うことも知っている
筆を重ね 浮かび上がる景色は現実
形が現れるにつれ
目指していたものはこんなものだったろうか・・・と
それも悪くないと思えるところまで行き
それが出来る頃にはもう
次の夢に向かい合う