相変わらず朝は5時からアトリエで制作している。
この季節、寒いのは本当に好きではないけれど、
絵に向かうときだけはあまり気にならないような
気がする。
ここ数年、世界はコロナ感染の影響によって迷走
し続けているけれど、
そんな中で絵を描く意味を考えている。
例えば9.11のテロの時、3.11の震災の時、そして今、
特に制作と生活が同じ意味を持つようになってから
日々の生活に歪みが生まれる度に出してきた答えは、
絵は日常を忘れまたは解放される ことよりも更に
1歩を踏み出すような希望の光や空気がそこにある
こと。
そうして描いた絵は自分の知らないところで誰かの
力を借りてそれを求める人のところへ繋がっていく。
そこに関わってくれている人たちへ敬意を払うこと。
展覧会場へ出向くとそれを目の当たりにするので、
描き終わった絵描きなどただの抜け殻だと教わった
けれど最大限できることを探して行動しようと思って
いる。
画像は水彩画 「朝日と猫と」。
この文章とは特に関わりはないけれど、
なんかいいと思う。