浪人時代から、ありとあらゆる物を描く練習を半ば強制的に行い
その後、もう二度と描くことは無いであろう物が殆どだったり
するのだが、
これだけやったら、目に触れるもので描いたことの無いもの
なんて無いんじゃないか!?
と何となく思っていた。
先月初めて我が子を描いた。
寝てしまっていたので思い立って鉛筆を走らせ、
描きながら 知らないライン が多すぎることに気づく。
うーむ、こりゃ描いたことねーな。
そしてもう一つ。
なんと富士山。しかも赤い。
これも描いた事ねーな。
富士山と言えば北斎、大観、サント・ヴィクトワール山といえばセザンヌ
みたいな絵描きもいる訳で、
別に 描かない! と決めていた訳でもないのだが、
後追いみたいなのは嫌だったし、なんせ 描く理由 がなかった。
ほんのちいさな理由でも、描く理由が見つかればいい状態で仕上がるものなのだ。
実は富士山、1枚だけ 大きいので描いてみたい と思っている。