とは言え大きな絵(この絵は100号)でも1ヶ月位で大体仕上げる事が多く、
なんだか最近は随分と長い間描いているなぁと思ったら
というのも、だいたい頭の中で見えた絵は描ける様な気がするので、
来週から米子しんまち天満屋ギャラリーにて個展が始まります。
数年前に漁火の取材に皆生、米子を初めて訪れ
イタリアに住んでいた時からの友人のご実家があったり
その友人と絶妙なタイミングで再会できたりと
とても思い入れの深い場所での初個展の機会をいただいたので
是非とも会場に出向きたいと思っていたのですが
コロナも終息しておらず残念ながら今回は絵だけの現地入り
となります。
少しでも多くの方々の心の片隅に光が射す事を願っています。
世の中には思っても見なかった事が起こるものだ。
雨が止まないだの急に暑いだの急に寒いだの
流行病がおさまらないだの
空に向かって愚痴ったって仕方がないので
それはそれで受け止めて相応の対応をする。
いつもならば
アトリエにはハードロックやヘヴィメタル、メロディアスなパンクが
流れているはずが
1日中アトリエに居座っては子ども向けのインターネットチャンネル
を流し続けるチビッコの面倒を見ながら絵を描いていると
なんか絵に悪影響が出るんじゃないか!?と心配になってくる。
しかしこれまでのおれの人生経験上
人生において90%くらいは どーでもいいこと の類に収まり
あとの10%程度のことを見過ごさなければ良いのだ。
朝から公園に行きたい!とか
庭でプールに入りたい!とか
爪に色を塗って欲しい!とか
ジュースを持ってきて!とか
私も絵の具で描きたい!とかとかとか
そりゃぁもう邪魔という邪魔が入るのだけれど
件の90%に入るのでいちいちやってやる。
面倒臭いけれども断っていちいちぐずられる方が大変。
(厳格なルールの元に成り立っているのでルールを侵すとアトリエから追い出される)
そして絵が出来るも出来ないもおれの勝手。
出来ない理由を探すより出来る道を探す方が
100倍クリエイティヴだしアーティストっぽい。
こんな調子で新しい絵は次々と描かれている。
完成が楽しみな30号の途中経過。
例年なら1度や2度は行われているであろうBBQや
バンド活動や飲み会や何かの集いも何もなく、
だからといって8月はぼーっと過ごす訳でもなく
そこそこに忙しい。
作品制作の過程で自己の中で極限を追い求めたい欲求と
そこへたどり着くための姿勢を維持しながら
途中途中で他者に技術を指導するというのは
相当のギャプがあり、当然上手くやっていくのは難しい。
どちらを優先するか となると 自分勝手な人間なので
当然自分のことしか考えていないのだけれども、
もう長いことそのギャップと闘っているので
今更感はあるにしてもやっぱり難しいなと思う。
2月、4月、5月、6月と続いた個展を終えて
今はもう来年の個展のための制作にほぼ全てを向けているので
追求と集中が一緒になって増してきている。
次の大きな個展はこれまでの10年を全て背負って
次の10年があるかないか という雰囲気と共に見えるはずなので
かなり身が引き締まっている。
そんな中でこれまで描いてきた中で改良に改良を重ねた技法が
全て美術の窓8月9月号に特集されています。
そしてこれからもまだ改良されていくことでしょう。
気がつけばもう9月。