つれづれ

先日、2020年のオリンピック開催が東京に決まった、というニュースをラジオで聴いて考えている。

たとえば、ラッシュが予想される建設業界はただでさえ足りていない職人が足りるのか!?という声があったり、観光業界や各選手を抱えている企業、関連施設などの株価上昇を期待して買いの動きがあったり。

根拠があっても、そんなものなくっても、期待感がある ってのはいい。

実際、国をあげての大イヴェントにあやかって、国中が元気になるのはいいことだし、各市場も活発になればいいな、と思う。

と同時に、2020年が近づくにつれて大部分の目線が一点に偏ることで、別の重要な事が忘れられたり、またはどさくさに紛れて憲法改正とかの法案が通されちゃったりするんじゃねーかなーなんて警戒もする。

日本の本当に売りたいものってなんだろうか。

 

個人的には、いわゆるバブルだったころには浪人生だったし、はじけた頃に絵描きを志していたがゆえの苦労もしたけれど、これまでなんとかやってきた。

 

自分の住んでいる国が期待や希望で湧くのは嬉しいし、きっとおれも浮かれちゃうんだろう(笑)。

それでも絵に向かう姿勢は不動でいたい と思う。

2021年からの、盛り上がるだけ盛り上がった後を心配しているわけではなく、ずいぶん遠くで働いている力に左右されたくないと肩肘張っているわけでもなく、

周りがどうであっても自分のスタンスをしっかり持っているという姿勢を崩さずにいたいと思う。

 

そうあれば、たとえば世界中どんな所へいって絵を描くことになってもその場所の自然な状況を感じとることができるし、ゆえに真実がみえるだろうと思うから。

今日もずっと絵を描きながら、そんなことを考えていた。

海外へ送る予定だったり国内の展覧会に出すためのだったり、今描いているそれらの絵にも、おれが見た真実が込められている。

いろいろ楽しみだな~。

 

 



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