近週火曜日から19日(月)まで 銀座日動画廊で -日動展-が行われ、
F8号1点を展示中なのです。
台風は去り、しかし絵描き部屋は台風の如く散らかり、そして今は、個展用の絵を作り続け、スケジュール的にも限界のペースなのです。
今月末には個展用案内状とカタログができる予定です。
開催中の日動展も近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
いつの間にかすっかり秋
っぽくなり・・・抜けるような青空が広がるほど
少しずつ焦り(笑)
次々に次に描く絵の映像が浮かび
それをあるところまでキャンバスに描き留める
カタログの構成を考えつつ 展示全体の構成を考えつつ 挑戦を忘れず 描くごとにもっと良く と思い・・・
なことをやっていたら 大事な約束を丸ごとぶっ飛ばし(汗)
電話を頂き慌てて出かける始末
しかも来年の展示が次々に決まって行き 本格的な一息 は先送りに
忙しくなる時には色々な事がいっぺんに忙しくなるノデス
ただ 展覧会の為 に描くわけではなく 描くこと があるから描いているという気持ちは持ち続けたい
現状はリミットが迫っているのだけれど(笑)
この季節はなぜか色が美しい
オレはいったい何が描けるんだろう
数年前まで半年に一度くらいはやってきた 深くて長いトンネル に
しばらく入っていない
当面目指すものが見えているのも事実
だけど このままの調子 を保つとすれば道は2つに分かれる
挑戦を続けるか
成長を止めるか
と言うことは
心配しなくっても 深く長い トンネルはいずれ必ずやってくる
それでもやってこない時は
余程すごいアーティストになっているか
成長を続けていると勘違いしているか
あぶねぇあぶねぇ・・・
ある1つの空気を思い浮かべ
-それは温度とか流れとか速度とか深さとか-
漠然とした それでも確かにその方向を目指して初めの一筆を滲ませ
行ったり戻ったり 逸れたり そこで新しいものを手に入れたりしながら
目指した空気の一点を見つけて最後の一筆を置く
思うように描こうとすればするほど
その通りに出来るとつまらない
午前中に、画廊の方々に第1回目の搬入(カタログ製作やら全体の構成やらスペースの問題やらで)をしてもらい、
描いた絵がぎっしり埋まっていた絵描きスペースに束の間のゆとり。
ホッとする間もなく次の絵を描き、
今週末には倍くらいのキャンバスが運び込まれ、
ズッシリ埋もれる予定・・・。
ある生徒さんご夫妻が何度目かの大々的な展覧会(水彩画と油絵)をされていて、最終日の今日、新しい相棒を桜木町へむけてカッ飛ばし、その先の画材屋さんへブッ飛ばし、抜けるような晩夏の空を堪能。
展覧会はというと、ご主人はもうほとんどセミプロという腕前で作品数も半端ナイ(笑)、奥様もなかなか情緒豊かな深い絵をお描きになるので見応え十分。
何よりも、衝動的な制作意欲というものを感じ、何物にも捉われない情熱は観ているほうも気持ちがいい。
ちょっと気持ちを引き締めて、帰りの道をスッ飛ばし、またこもる。
本物の、爆発的な原動力を内包するものは、それをコントロールする高性能のブレーキを併せ持つ。