
した先はどこか?
何となく考えた。
子供の頃には戻ってもいいが、中学と高校時代には戻りたくない。
もちろんいい思い出だってあるけど、戻りたくない。
恨み辛みが多すぎる(笑)
浪人時代(3年間)、大学&大学院時代 には戻ってもいいかなー。
浪人の時はひたすら 絵がうまくなりてぇ! という思いだけで過ぎた。
出来るか出来ないかなんか知らねぇ、辛かったのは美大に落ちた時だけ。
それまでの訓練は辛くなかった。
大学時代、叶えた道の続きがあるだけで、最初は退屈だったけど
次の目標を見つけた。
同時にボクシングと出会い、ひたすらトレーニング。
得るものが多かった。
大学院〜留学、それ以降はやたらと色んな事を経験した。
いい事も、酷い事も。
まっ二つ。
白か黒。
勝ちか負け。
そんなことの先にある今が充実しているのかと言われたら
そうなのかもしれないけれど、
まだまだ目指したい先があるんだ。
これから10年は、これまでを覆すくらいの勝負を
して行かなきゃね。
なんとなく、そう思ってる。
岡山の展示がハードだったもんで、つい今年最後 と書いてしまったが、
本当は今日までの福岡での水彩&ドローイング展が最後の勝負でした。
こちらも好評だったようでホッとした。
そして先日、来年の分のキャンバス、木枠、和紙、絵の具等を買い揃え
来年の勝負の為に準備を始めている。
友人に 画材1年分買っちまった と言ったら、
じゃあ何があってもとりあえず仕事は出来るな! って言ってくれた。
気の利いたこと言ってくれますね。
今年は 希望 をメインテーマにいろいろとトライをして来たけれど、
来年もガツンと王道を行こうと思います。
絵描きは絵を描くのが仕事。
当たり前じゃねーかって思うけれど
それだけじゃしょーがないんで、
展示会は毎回勝負!だと思って望んでいるわけで、
今年最後になる 勝負 を岡山県の百貨店主催の
催事で今日1日お世話になってきた。
このホテル催事ってやつは、3年前の夏にもこちらで世話になった
のだけれど、色々な事を知る良い現場なのです。
常日頃、事あるごとに、「おれは手で描いてるんじゃねぇ」とか
言っていますが、
ここへくると、「我々は口先で売っている訳じゃない」とか
私共は単純に「お金で買っているんじゃありません」とか
要するに、魂で仕事をするなりモノを見るなりしている
という事に直面できる 現場 ということなんだ。
本気で作ったものを、本気で売って、本気で買いに来る。
お前四十も過ぎてなに青臭いこと言ってんだ って事に
なるんだろうけれど、
おれ、こういうの好きなんだ。
絵描きなんて言ってるけれど、
好きで描いてるなんてレベルじゃ無いわけで、
どこまで追い込めるか、自分をじゃなくって、
絵に込める意味をどこまで信じているかってこと。
おれは描く事しかできませんから って言うと
我らは売る事しかできませんから って返ってくる。
で、足を運んでくださる方々は 良いもの見た って
買って下さる。
当たり前じゃないんだ。
みんなちょっとずつ命削ってんの。
そういうところに出入りさせてもらえるってのは、
ありがたいことだな と毎回思って展示会に望むんだ。
着たこともないスーツ着てさ、絞めたことないネクタイなんてしちゃって、
おまけにカフスやらチーフやら、髪固めて慣れない硬い靴履いてさ、
最低限の礼儀として思いつく格好でそういう現場にお邪魔するの。
描き終わった絵描きなんてなーんにも出来ないんだから。
そこで出会う人達というのは、
緊張感あるね。
みんな本気なんで。
今日お逢いした皆様
ありがとうございました。
10月にパリで開催された ART ELYSEES2015では、
現場では売れなかったと思っていたら、
実は1点、個展のDMにした絵が売れていたみたいで、
その絵はその場で梱包して持って帰られたそうで、嬉しいニュースだった。
先月は台北でアートフェアに出品し、大作数点が売約となり、
これも良かったな、と思える結果だった。
今年の展示は21日まで銀座の日動画廊でミニヨン展、
その後博多で珍しくデッサンと水彩画を出品、
今月23日に岡山のホテル催事での個展でおしまい。
もう作品は仕上げて送ってあるので、来年に向けての準備を
始めている。
制作スペースを掃除、レイアウトを変更し、
来年描く予定の木枠、キャンバス、絵の具その他材料を
まとめて画材屋さんに発注したら、請求額にびっくり!
画材屋さんもびっくり(笑)
届いた荷物の整理も大変。
暮れはキャンバスの組立、下地の準備などで大工仕事に
追われる予定です。
評判がいいとか悪いとか、売れるとか売れないとか、
目先の反応に多少惑わされたりしなくもないのだけれど、
本来、何のために絵描きを目指したのか を軸にして
来年も制作をしようと構えを正しているこの頃です。