勝負!

絵描きは絵を描くのが仕事。

当たり前じゃねーかって思うけれど

それだけじゃしょーがないんで、

展示会は毎回勝負!だと思って望んでいるわけで、

今年最後になる 勝負 を岡山県の百貨店主催の

催事で今日1日お世話になってきた。

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2015-12-22 17.00.19

このホテル催事ってやつは、3年前の夏にもこちらで世話になった

のだけれど、色々な事を知る良い現場なのです。

 

常日頃、事あるごとに、「おれは手で描いてるんじゃねぇ」とか

言っていますが、

ここへくると、「我々は口先で売っている訳じゃない」とか

私共は単純に「お金で買っているんじゃありません」とか

要するに、魂で仕事をするなりモノを見るなりしている

という事に直面できる 現場 ということなんだ。

 

本気で作ったものを、本気で売って、本気で買いに来る。

お前四十も過ぎてなに青臭いこと言ってんだ って事に

なるんだろうけれど、

おれ、こういうの好きなんだ。

 

絵描きなんて言ってるけれど、

好きで描いてるなんてレベルじゃ無いわけで、

どこまで追い込めるか、自分をじゃなくって、

絵に込める意味をどこまで信じているかってこと。

 

おれは描く事しかできませんから って言うと

我らは売る事しかできませんから って返ってくる。

で、足を運んでくださる方々は 良いもの見た って

買って下さる。

当たり前じゃないんだ。

みんなちょっとずつ命削ってんの。

 

そういうところに出入りさせてもらえるってのは、

ありがたいことだな と毎回思って展示会に望むんだ。

着たこともないスーツ着てさ、絞めたことないネクタイなんてしちゃって、

おまけにカフスやらチーフやら、髪固めて慣れない硬い靴履いてさ、

最低限の礼儀として思いつく格好でそういう現場にお邪魔するの。

描き終わった絵描きなんてなーんにも出来ないんだから。

 

そこで出会う人達というのは、

緊張感あるね。

みんな本気なんで。

 

今日お逢いした皆様

ありがとうございました。

 

 

 

 

 



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