水彩画と額の話

F4  「街の朝」 2025        水彩紙に透明水彩

 

月に2度(日、木) 授業をしている横浜市金沢区

の水彩画クラスの展覧会に賛助出品するため、

4号サイズで昔訪れたマヨルカ島の景色をモチーフにキラキラとした

朝の光を描いてみました。

描いてみた・・・というのは、

透明水彩の場合、光の部分は紙の白を塗らずに取っておくのが

最も綺麗に見えるのですが、光を丸く残すというのが

とても難しいので特に木漏れ日などは難易度が上がります。

今回も「水彩だとちょっと難しいかな・・・?」

という気がしたのですが、なんとかなりました。

 

それに味をしめ・・・もう一回り大きいので描いてみるか

となり、6号でも制作。

サイズアップしたので描き出しの影描写をより大胆に、

ディテールもそれに合わせて描いたり、そもそも光の

射し方と範囲に変化を持たせたり・・・。

 

並べてみると4号と6号って結構大きさに差があるものです。

それぞれの絵を額縁に入れてみると、ゴールドの額は光が少し

暖かく柔らかい印象なのに対して、シルバーの額は透明感と

シャープさが際立って見えます。

そして、実はゴールドの方がマット幅が広いので

絵だけの時よりも額縁の外側のサイズの差がないことに気づきます。

額選びは絵に合わせがちですが、飾る場所に合わせて選ぶと

絵の印象も変わって面白いと思います。

6号の方は別の場所で展示する予定です。

 

 

 



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