数年前にパリで滞在制作しているときにも、
ある朝、急に水道管工事の業者がやってきて
上の階の水道管をなおすのに
おれの借りているアトリエのキッチンの壁に穴開けられたり(笑)
翌朝、その穴から上の階のコンクリート片がドカドカ
シンクに降ってきた音で目覚めたり、
何かとハプニングは起こるものだけど、
川崎の、貧乏絵描きの
掘っ立てスタジオ
集中豪雨で
床上浸水♪
って、バカ野郎!!
仕事がすすまねぇ!!
もちろんこんな被災の根源と思われるところには
改善要求をだしたけどさ。
「しっかしボロい事務所だな・・・もっといいとこ借りろよ」
って映画のセリフを思い出したぜ(笑)
昨夜、50個包んだ餃子をアテににビールを飲んで
いい調子にベロベロっと仕上がってきて、
その後、仕上がった絵のタイトルを考えながら
ウィスキーロックをペロペロ舐めながら、
いい感じでグダグダしていたら、
パリからのメールが一通着信。
今年7月までのパリ個展の絵が新たに3点嫁にいったとのこと。
嬉しくて酔いが一気に覚めました(笑)
これで計6点が世界中に嫁ぎました。
F80 Prismatic Shadow 2015
F30 Carved in Time 2015
36×46cm End & Beginning 2015
F50 After the Rain 2015
F50 Ray Drops 2015
F20 Flow Gently 2015
2013年の東京での個展の際に、
お花などのお気遣いはご遠慮申し上げます。
もちろん手ぶらで来て下さって結構です。
もしも、どうしてもという方がおられる様なら、
Jack Daniel’s等のWhiskeyにして下さい。
とお願いし、律儀にも実行して下さった皆様、
ほぼワタクシ一人で全て美味しく戴きました。
後数本残ったFOUR ROSESをOn the rocksでやりながら
夜の良い時間をくれたんだな と沁みます。
東京での個展は来年になります。
今年の暮れに岡山で1日だけのホテル催事で
個展形式のブースを用意してもらい、
20点の新作と共にお待ち致しております。
もちろん手ぶらで来てくださって結構です。
友人曰く、「画家のイメージ変りました」
画家って言うとキャンバスの前で絵筆を持って悩みながら格闘する
って感じかと思っていたけど・・・だそうで。
確かに画面に向かって模索しながら描くというのは間違いではないけれど、
そういうのは学生が終わってしばらくした頃に卒業しました。
“そういうの“ ってのはどういうのかって言うと、
向かう先が分からずにひた走って、辿り着いた所が新境地 みたいな錯覚を
信じていた頃のこと。
プロってそうじゃないと、途中で思った時期があって、
じゃあどういうのがプロかって言うと、
金を貰う前に、信念があって、それを表現なり体現なりして、
それを伝える努力をして、結果それを続けさせてもらえる環境を手に入れ、
継続すること。そこに責任を負うこと。
当時そんな答えをひねり出し、
信じたことを信じたまま追いかけて、作品として問いかける。
というのをまだやっている。
つまりは、こんなことやって意味があるのか?ないのか?あるのか?
を一日中、毎日やっている間に ある!かもしれない と思えた時間に描いているわけで、
長い間絵を描けるっていうのは最高に幸せな時間を手にしているわけで、
従って絵を描いている時は悩んではいない。
明日も描けますように。
相変わらず暑さにはめっぽう強く、
ロードワークでもしない限り食事以外での水分補給が殆どいらない。
なんて言うと周りからは 血液ドロドロ なんて言われますが(笑)
検査結果のお墨付きなので大丈夫。
1階のアトリエではエアコンつけないで100号~の制作を
2回では(エアコンつけてるけど)50号以下の制作を進めている。
10月末に開催されるART TAIPEI(台北のアートフェア)に出品する
大作5~6点と、年末に岡山で開催されるホテル催事のための20号~
20点に加え諸々の制作に臨んでいるのです。
パリでの制作前後から絵のイメージが変わったと言われることが多くなり、
もしや行き詰まっているんじゃ?なんて言われたりしてますが、
持っているテーマも進んでいるのですよ。
物に向かう視野が広がったり狭まったり、進むべく路の続きが遥か遠くに
見えたりすると多少の方向修正が必要だったりするものです。
なので全然行き詰まってない!(笑)
新展開を積極的に取り入れたパリの個展では1番の大作も含め数点が嫁にいき、
更に背中を押される状態で描いているので大丈夫。
大切なのはクオリティが高いかどうか。
出来、不出来はあるけどね。
意識、無意識に関わらず、絵が残る以上いつ見てもそれはわかってしまうことなのだ。
I’ll do it all the way!!